私の魔王の倒しかた

▼ About this story

初級魔術師のマツラは、昇位試験を受けるために師匠と共に魔術師の本山ダケ・コシへ行く。
待ちに待った試験の当日、会場に現れたのは遠い昔伝説の魔術師により封印されたと伝えられる魔王。
魔術師たちの集まる場所で、魔王に対抗できるのはマツラだけだった――

Chapter.1

  1. 序 あるグルメな門番のはなし
  2. 招かれざる客、その名は
  3. 刺さる棘
  4. 敵か味方か
  5. “可能”の条件
  6. 逃がさないと人は言う
  7. そこから動けないのなら
  8. つなぐ窓は開けられた
  9. 魔術師とお姫様
  10. 案ずる人
  11. 初めて交わす挨拶は
  12. 平和な腹ごしらえ
  13. 望んだ言の葉
  14. 安全不可なメソッド
  15. 水の流儀
  16. 悩める男と王宮から来た女
  17. 遅くはないと言い聞かす
  18. 金色の敵意
  19. 駆る者と狩る者
  20. 捨ててきた翼
  21. 乙女の憬れ
  22. 手始めとしては
  23. 不慣れでも、不向きでも
  24. 火焔を従える者
  25. 炎の龍と火焔剣
  26. 平和には程遠い
  27. 奥様は魔女にあらず
  28. 次に向かう約束
  29. 私たちは、手をとり進む